肥満の原因の一つに、「早食い」がよく挙げられていますが、その早さには、「1食の食事時間が20分以内」とされています。
このことには、人の身体に負担がかかりにくい消化のために、20分以上もの時間が必要であること、そして、食事中であるという合図を脳に送り、満腹状態を感じやすくさせるにも同程度の時間がかかることにあります。
とはいえ、忙しさが先立つ現代人には、ゆったりとした食事の時間を持つこともなかなか難しく、特に朝食では、飲み込むような食べ方をする人も多くなっているようです。
そんな食べ方を習慣化させてしまうと、時間をかける食事法がストレスになってしまい、胃だけではなく身体全体に疲労感を与えてしまう原因にもなり得ますね。
そんな原因が、太りやすい体質へと繋げてしまうのです。
そういったサイクルを防ぐためにも、やはり早食いは避けたいもの。
そこで今回は、早食いを助長させてしまうNGポイントと対処法をいくつかご紹介いたします。
●早食いを助長する調理法
まるで飲み物かのように食べやすい調理法、つまり、細かく刻まれた食材での調理が言えますね。
手で食べやすい前菜のフィンガーフードとして、生野菜のスティックがよく見られますが、これも太めのスティックにすれば、さらに噛みごたえも加わわります。
特に、スープやシチュー、煮物、炒め物などに使われる野菜は、調理中に柔らかさが増してしまうので、食材はなるべく大きめにカットにし、噛む回数を増やせるようにして、早食い予防に努めましょう。
●早食いを助長する盛りつけ方
まず、一口サイズの盛り付けは要注意。
例を挙げると、トンカツであれば、食べやすくするために一口サイズほどにカットしてから盛りつけますね。
この食べやすさが、早食いに繋がってしまうわけですから、カットせずに一枚のまま盛りつけ、ナイフとフォークで切りながら食べることがオススメ。
魚も骨付きの状態で、骨を取り除きながら食べることを選びましょう。
もちろん、サラダにするレタスなどの葉物も同じです。
例えば、今では世界中で有名なシーザー・サラダの歴史によれば、ロメインレタスの葉を一枚一枚に分けた後、刻まずに大きなままで盛り付けるのが、発案者シーザー・カルディーニの調理法だそう。
同様に、大きな葉をそのまま盛りつけて、自分で切り分けるという作業を行えば、サラダだけでも完食に時間がかかります。
スープなどでも食材はなるべく大きめにカットし、口へ運ぶ時間、噛む回数を増やすようにして、早食い予防に努めましょう。
●早食いを助長するアイテム
お箸やフォーク、スプーンなど、アイテムによっても食べる早さは変わってきます。
フォークのみ、またはスプーンのみでの食事は、口に運びやすいために、食べる早さが比較的早くなってしまいます。
お豆など小さな食材では、スプーンだと一度にすくえてしまいますが、お箸なら一度に少量ずつしか口へは運べないので、食事時間を延ばすことができます。
とはいえ、料理や状況によってもアイテムは変わってきます。
基本的に毎日お箸を使用している人では、フォークやナイフで食事をした方が、遅く食べるには効果的と言えそうです。
過保護に食べやすさを優先させると、肥満を招くリスクを高めてしまいます。
時間をかけて食べることで、消化による負担も軽減し、食べる量も抑えることができ、ストレスフリーなダイエットが目指せそうですね。