子供の頃によく、「魚を食べれば頭が良くなる」と言われた経験を持つ方は多いはず。

特に青魚には、脳の必須栄養素で、記憶学習機能を司る部位に多く存在する必須脂肪酸「DHA」(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれていることも有名です。

つまり、「魚を食べれば頭が良くなる」ということも、単に魚嫌いの子供に向けたしつけ用語というだけではないということですね。
では、同じく脂肪酸の「EPA」(エイコサペンタエン酸)についてはいかがでしょう?

 

脂肪酸「EPA」の効果

EPAについての理解は、DHAほどされているのでしょうか?

意外とEPAの効能など、知らない方が多いのでは??

何となく地味なイメージがあるEPAですが、DHAと同様、いわしやさば、あじなどの青魚、トロで有名なまぐろの脂身などに多く含まれている必須脂肪酸で、ダイエットはもちろん、美容や健康など、幅広い効果効能が期待できる、重要な栄養素なのです。

そこで今回は、EPAの摂取により期待できる効果をご紹介していきます。

血液をサラサラにする効果

EPAが赤血球膜を柔軟にするために、とても狭い毛細血管へも血液がなめらかに流れる効果が期待できます。
血管は、老化が進むとともに、血栓や動脈硬化を引き起こしやすくし、脳梗塞や心臓病などのリスクを高めてしまいます。

そこへ、EPAの摂取による血液のサラサラ効果で、このような病気へのリスクを軽減することが可能になるのです。

中性脂肪を下げる効果

中性脂肪数値が高めの人には、EPAの摂取により、中性脂肪値を低下させられることが分かっています。

特に、中性脂肪値が気になるダイエッターには、オススメの栄養素ですね。

血管へのアンチエイジング効果

血管を柔軟にし、しなやかな血流へと働きかけるEPAでは、血管年齢を若々しく保つ効果が期待できることがわかっています。

過去には、富山県氷見市に在る漁村部と農村部において、脈が血管を伝う速度の比較を調査した結果、漁村部が平均で7年ほど若い血管年齢であったというデータが報告されています。
魚をどれほど食べているかによって、はっきりとした違いが表れたということでしょう。

抗アレルギーと抗炎症の効果

特定の酵素を抑える作用を持つEPAなので、アレルギーを促す酵素の阻害効果が期待されています。

アレルギー症状に関してはDHAよりも効果的とされ、抗アレルギー薬が有す副作用のような心配はほぼ必要なく、症状緩和が可能です。
さらに、手術前の投与により、術後での創傷治癒の促進に効果的であるという報告もされていて、カナダやアメリカにおいては、術後の抗炎症効果のために、医療ガイドラインとしてEPAの摂取を推奨しています。

また、激しい運動をした後に起こる筋肉細胞のダメージを軽減し、筋肉痛の抑制に役立ちます。

膝の軟骨細胞への効果も期待できるので、特に中高年層が積極的に摂取すべき栄養素と言えますね。

精神安定効果

とある研究結果によれば、EPAにはうつ状態の改善作用があるとのこと。

一般的に、うつ病を引き起こす要因では、精神的な強いショックやストレスにより、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンなどの機能が低下することによると考えられています。

EPAには、そんなセロトニンの働きを活発化させる効力があると推測されていて、うつ状態の軽減に効果的と言われています。

 

・関連ページ >>女性ホルモン(エストロゲン・セロトニン)を増やす方法【ストレス太りも解消】

眼精疲労の抑制効果

目の疲れやかすみ、乾きなどの様々な自覚症状が、EPAにより改善させることが分かっています。

肌の潤い効果

高い美肌効果にも働きかけるEPAは、抗炎症作用がニキビやアトピー性皮膚炎などの緩和はもちろん、細胞同士のコネクションをサポートする役割を持つため、肌のターンオーバーを調整する効果も期待できます。
ダイエット中には、食事制限やストレスなどによる肌荒れも珍しくはありませんが、EPAの摂取では、きめ細やかな美肌の保持に効果的です。

持久力の向上効果

アスリートタイプの方にも、EPA効果が期待されています。

トレーニング中にEPAを摂取することによりサラサラ効果が強まった赤血球は、末梢へと繋がる酸素供給能力を高め、持久力をさらに向上させるようです。

また、運動中かかとが着地する際に破壊されてしまう赤血球も軽減されたり、スポーツによる貧血予防にも効果的とされています。

EPAを上手く摂取するには、鮮度が良く脂がしっかりとのった旬の青魚を選ぶことがオススメです。

豊富な脂には、EPAやDHAも多く含まれています。

また、なかなか青魚を食べるのが苦手という方には、EPAを効率的に摂取できる特定保健用食品を活用してもいいですね。

もちろん、水煮缶なども使って、野菜と一緒にホイル焼きや煮魚にするなど、脂肪分をキープする調理法を工夫し、摂取することもオススメ。

厚生労働省によれば、EPAとDHAは合わせて1日に1g以上の摂取を奨めています。

ダイエットはもちろん、美容と健康の毎日にするためにも、EPAの重要性を理解し、摂取に務めるようにしましょう。

 

痩せたいと思った時に要注意|痩せる痩せないは紙一重?