筋力トレーニングや食事制限など、様々なダイエット法が日々紹介されている中、ヘルシーで効果的な方法と言われ、かなり以前から大人気となっている「食べる順番ダイエット」。

食べる順番

ダイエッターとしては、できれば厳しい食事制限は避けたいものですし、日々の食事を大幅に変えることなく、自然とダイエットになればと願いますよね。
そう思われるダイエッターの中には、食べる順番ダイエットを食習慣にプラスしている人も多いはず。
食べる順番ダイエットの方法は、まさにシンプルそのもの。
決められた通りの食べる順番を行って、太りにくい体質にしていくのです。
では、その効果を詳しくご説明していきましょう。
ダイエットに深く関係する血糖値とは
「血糖」とは、血液内に含まれているグルコース(ブドウ糖)のことであり、その量、濃度を表す値のことを「血糖値」と言います。
体内に食べ物を摂り込むと血糖値は上昇し、その栄養素のうち、消化酵素で分解された糖質がグルコースとなり、血液によって全身へと送り込まれます。
このグルコースからはエネルギー本体となる乳酸やATPが作られるので、私達の活動力の源になっています。
食べる順番=多く食べてもOK?
体内へ栄養素が摂取された後に血糖値が上昇すると、ホルモンの一種である「インスリン」が膵臓から分泌、血糖値を下げていきます。
体内に送り込まれたブドウ糖は、このインスリンによって、グリコーゲン、または中性脂肪へと変換され、エネルギーを蓄える作用を促進します。
つまり、インスリンとは、脂肪を蓄える働きを持っているのです。
ということは、血糖値を上げなければ、インスリンの分泌も抑えられ、太りにくい体質をキープできると言えますね。
そんな血糖値の急上昇抑制には、食物繊維からタンパク質、そして糖質と、「懐石食」のように食べる順番を工夫する必要があります。
そして、さらに効果を高めるためには、食後の血糖値上昇におけるスピードを示す「GI値」に注目して、出来る限り低GI値の食品を摂取するように心がけましょう。
例えば、同じパンであっても、全粒ライ麦パンやバターが使われていないピッツァ生地であれば低GI値、フランスパンやベーグルであれば高GI値になります。
また、高GI値の食品を摂る場合にも、なるべく低GI値の食品とともに摂取することも重要です。
こうして、糖質を緩やかに吸収してくれる低GI値の食品を知り、健康的に太りにくい体質作りをライフスタイルに取り入れてはいかがでしょうか。
食べる順番を気にすべき人とは?
食習慣において、自炊が多いのであれば、食材選びや調理法など、自らヘルシー志向に可能ですが、外食ではなかなか難しいものですよね。
さらに、同じカロリー量であっても、血糖値を上げやすい食品の方が脂肪をつきやすくしてしまいます。
逆に、カロリー量が低くても、血糖値を上げやすい食品もあるのでご注意を。
外食が多い人、常にカロリーのことだけを気にしている人、適度な運動やカロリー制限も行っているのに痩せにくいという人は、食べる順番を取り入れた食習慣に変更することがオススメ。
さらに、食事内容は美肌作りにも関連しているので、肌荒れが気になる人にも効果的ですよ。
食習慣によるダイエットでは、ついカロリーに重点をおいてしまいがちですが、食品それぞれのGI値にも気を配りながら、太りにくい体質作りを目指したいですね。
様々なサイトでGI値表も紹介されているので、是非ともご参考に。
・低インシュリンダイエットGI値早見表 ⇒ http://www.nice-body.jp/diet/insulin_diet/insulin_diet_gi_a.html

さて、シンプルな「食べる順番ダイエット」とはいえ、ちょっとした注意も必要ですね。

例えば、「食べきる順番」であるということ。
少しずつ食べていく順番ではないので、まずは食物繊維である野菜を食べきってしまう。
その後5~10分の間隔をあけ、タンパク質を食べきってから炭水化物を食べきるという、「ばかり食べ」になっています。
そして、「食べる順番ダイエット」に反したダイエット法で、ご飯やフルーツなどの「糖類を先に摂取するダイエット」も存在することを覚えておきましょう。
この方法では、糖類を先に食べることで血糖値を急上昇させ、早くに満腹感を得て過食防止効果を高めておくとのこと。
ただし、食べる量が既に決められていれば、効果は見込みにくい方法になります。
体質や好みによっては、「食べる順番」よりも「糖類を先に摂取する」方法が合うダイエッターもおられることでしょう。
加えて、「食べる順番」が合わない体質の人には、オススメできないダイエット法であることは確か。
脂質の吸収率を低下させるというサラダなどの野菜類を先に食べることから、胃腸が弱い人、冷え症や低血圧体質の人であれば、繊維質が消化しにくかったり、内臓温度を下げてしまい、結果的に代謝や血圧を下げることになるケースも少なくないのです。
また、基本的に「食べる順番」はテーブルマナーとはいえません。
例として、和食で汁物がある場合、必ず一口汁物をすすってから、次に箸を持っていくことがマナーです。
ダイエット中とはいえ、来客がある場合や招待をされた時、冠婚葬祭などの公の場では、順番をマナー通りにするなど臨機応変に対応するように心がけましょう。