マリー・アントワネットと言えば、贅沢三昧からギロチン処刑と、まさに天国と地獄を見たフランスの王妃ですね。
彼女は、子供を4人産んだのですが、ウエストは58cmだったそうで、そんな彼女の食生活を参考に、10週間ダイエットを続け9.5kgの減量を成し遂げた女性が、海外で話題になりました。
ウエストが58cmだったのは、当時のファッションに欠かせなかったコルセットの効果もあったのでは…と思ったりもしますが(笑)、実際にマリー・アントワネットの存命中、18世紀のフランス宮廷では、「朝にケーキ、昼に肉や魚などのメイン、夜はスープ」といった食生活だったそうで、現代のダイエット食事法に似通っていますね。
朝食のケーキでは、今ではパンとされるブリオッシュも、当時のフランスではケーキの一種であったそうなので、卵や甘みが加えられたパンも、含まれるのではないでしょうか。
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朝は前日の夕食から長時間が経っているために、血糖値が不足気味で、神経細胞は糖分を欲した状態だそうです。
脳内で糖分は「アセチルコリン」という、学習や記憶、精神安定、身体のコントロールなどに作用するとても重要な神経伝達物質を生成します。
そして、アセチルコリンは食事から摂取する物質「コリン」から作られ、コリンは「レシチン」という成分から得られます。
このレシチンが、カップケーキやドーナツなどの焼き菓子に多く含まれているのです。
朝食にありがちな卵やベーコン、フルーツなどでも栄養は十分ですが、脳に必要なアセチルコリンは足りず、栄養不足となるそうです。
そのためにも、ダイエットには大敵であるチョコドーナツなどを朝食に、脳への栄養補給を充実させ、リラックス精神で、仕事や勉強に励む一日を過ごすことができるのです。
さて、マリー・アントワネットの食事法ですが、昼食は肉や魚などのメインを中心にバランス良くしっかりと食べておき、夕食までの間食を防ぐようにします。
そのためにも、血糖値を緩やかに上げる低GI値の食材と、代謝アップに必要な筋肉を作るタンパク質が豊富な食材を摂取することがBetter。
高タンパク質食材では、鶏のささみや大豆、はんぺん、マグロの赤みなどがオススメです。
低GI値の食材では、さつまいもや玄米、雑穀米などが挙げられますが、特に雑穀米には、ビタミンに加えて食物繊維も多く含まれており、便通改善、コレストロール低減に効果的です。
そして、夕食には軽くスープを。
>>便秘解消スープ
マリー・アントワネットが実際に食した、豊富な栄養素で低カロリーのスープとは、鶏や羊、牛などの骨を数時間煮込んだブロスに、野菜やハーブをプラスしたレシピだったようです。
脂肪分が多いクリームやチーズたっぷりのスープはNGですね(笑)。
マリー・アントワネットには、家事や仕事、買い物までしてくれるお付の方たちが多くいたことですから、何かと忙しい現代人には、きっちりとした時間帯に続けることはなかなか難しいことかもしれません。
仕事が忙しすぎて、朝食や昼食も満足に食べられず、夕食はNGとされる就寝直前だった、ということもあるでしょう。
今日はたった一度しか食事が摂れない!という場合には、マリー・アントワネットの食事法を夕食として一度に、デザートからメイン料理、最後にスープを食してOKではと思ったりしていませんか?
もちろん、それはダイエット食事法にはなりませんのでご注意を(笑)。
さらに、マリー・アントワネット式のファッションを取り入れて、コルセットならぬ、矯正下着を身につけることも、試してみる価値はありそうですね。