時期になれば、必ずといって言いほど食卓に出される小さな食べ物、「しらす」。
豊富なカルシウムから、健康的な食生活には欠かせない食材とされていますが、もちろんカルシウムだけではありませんね。
実際には美容成分もしらすに多く含まれており、プリプリとしたハリのある美肌を保つために必要な食材でもあるということ、ご存知でしたでしょうか?
●美肌と「エラスチン」の関係
肌には、コラーゲンを支えるためのタンパク質である「エラスチン」という成分が必要とされています。
エラスチンは、皮膚の真皮、血管壁や靭帯などといった伸縮性に要する器官に多く分布しており、コイルを巻くようにコラーゲンへとしっかり絡み支えてくれるため、コラーゲンとともに美肌が必要とする弾力性を高めハリを維持する大切な成分なのです。
残念ながら、血管や肌のエラスチンは、20代をピークとして加齢により減少され、美肌に必要なコラーゲンを支えることが困難になるため、肌のたるみやシワの原因に繋がるとされています。
食事から摂取したエラスチンは、消化管にてペプチドやアミノ酸へと分解、体内吸収を経て、エラスチン生成へと使われることになります。
エラスチンを含む食材では、しらすの他にも、牛肉や豚肉のすじ肉・心臓、軟骨、手羽先、イワシなどの小魚、かつおや鮭などが挙げられます。
また、エラスチン合成の促進に効果的な栄養素として、レバーやうなぎ、モロヘイヤ、人参などに多く含まれる「ビタミンA」、ほうれん草や明日葉、わかめ、納豆、抹茶などに多く含まれる「ビタミンK」がわかっているので、エラスチンを含んでいる食材とともに摂取することがオススメです。
さらに、摂取には夜の時間帯が好ましいとされているので、適量のエラスチンを含んだ食事は、夕食にすると良いでしょう。
当然ながら、しらすにはエラスチン以外にも美肌成分が豊富に含まれており、アンチエイジング、小顔作りに必要な肌のたるみの解消に働きかけてくれます。
●メチオニン
エラスチン以外で美肌に注目したい成分として、肌細胞を生成する「ケラチン」がありますが、これは「メチオニン」や「シスチン」といったアミノ酸から作り出されるタンパク質です。
そんなケラチンが必要とするメチオニンも、しらすには豊富に含まれています。
メチオニンは、美肌成分のケラチンとしてだけではなく、肝臓のデトックス効果や代謝促進効果も高めるため、肝臓を保護するアミノ酸としても知られています。
また、メチオニンが私たちの体内で生成されないため、積極的に食事から摂取したい栄養素でもあるのです。
しらすの他に、鰹節やすじこ、マグロの赤みやきはだなどの魚介類、あまのり、干しひじき、芝エビなどにも多く含まれています。
●カルシウム
そしてやはり、しらすと言えば豊富なカルシウムでしょう。
美肌のために必要な潤いは、バリア機能を持つ角質細胞により保持されていますが、カルシウム不足となれば、このバリア機能が弱まってしまうと言われています。
しらすは、調理法もとても簡単であり、購入後そのまますぐ食べられるという手軽さも、忙しい現代人には魅力的な食材。
オムレツや卵焼き、炊き込みご飯、サラダ、酢の物など、いつもの一品に加えるだけでもOKなので、理想的な小顔作りにNGである肌のたるみ予防食材として、是非とも毎日の食生活にプラスして下さいね。